一極集中を避ける販売戦略と資金手当て

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 急に暑くなってきたと思ったら、今日は前日よりも10℃も低いようです。そう言えば、朝のニュース番組でお天気お姉さんが話題です。勿論、男性の季報予報士の方もいらしゃいますが、出勤前にお目当てのお天気お姉さんをみてから、元気を出して仕事に出かける人も多いようです。

 ところで、経営者の方には、少数の取引先に満足して、新規開拓努力をされていない方が見受けられます。リスク分散の観点からも多少、薄利でも安全な取引先を一定割合、確保しておくことが望まれます。

 現状の利益など、極端な話、相手先が倒産してしまえば、ふき飛んでしまうものですから。

出来れば、経理関係を信頼できる担当者にある程度任せて、貴方は新規の取引先開拓をするべきでしょう。勿論、優秀な営業マンがいれば、その逆でもOKです。まあ、中小企業の方にとっては優秀な人材確保は永久の命題ですから。

ところで、そろそろ、ボーナスの支給も考えないといけない時期になってきています。

このコロナ下で売上を維持するだけでも大変なのに、ボーナスの支給なんて無理と言われるかも知れませんが、そこは気持の問題で金額は少なくても【ご苦労さん】の気持ちが伝われば、従業員の方の意欲にも繋がります。皆さんに声をかけるいい機会でもありますしね。

営業努力で売り上げを伸ばして来たら、後は経営者と経理担当者の努力と工夫で資金繰りの安定化を計るべきでしょう。

必要な運転資金の算出方法はまた別の機会にご説明したいと思いますが、必要な運転資金が算出出来たら、後はどう手当てしていくかですね。

運転資金の捻出方法には大きく分けて2種類あります。

銀行借入によるもの

先ずはオーソドックスに銀行からの借入によるものです。でも、銀行に飛び込んで、いきなり「貸してください。」は無しですよ(笑)。貴方の会社がそれなりに優良企業でしたら、それもありかも知れませんね。でも、一般的には、いきなり「貸してください。」は相当怪しいですよね(笑)。

そんな時は、新規開拓で貴方の会社に訪問してきている営業マンと先ずは口座開設から始めましょう。それで、少し相手の金融機関の雰囲気がわかってきたら、売上が増加してきたので運転資金を導入したいと相談を持ち掛けてみましょう。良心的な金融機関なら保証協会付きの融資を勧めてこられると思います。

先ずは、期間3年ぐらいの借入を行い、資金繰りの安定化を計ってください。

ファクタリング(売掛金の買い取り)

銀行からの借入で資金繰りが安定してきても、相手からの回収時期が遅れるようなことがあります。どうしても、販売は相手があることなので、多少はやむを得ませんね。相手側とも支払時期や額については、定期的な確認が必要です。でも、あまり確認しすぎると、こちらの資金繰りがタイトと勘違いされ、足元を見られかねないので、そこは上手くやって下さい。例えば、次の商品の受注に絡んで確認するとかですね。

そうは言っても、急に支払時期の延長の話が出ることがありあります。そのような時は、相手側にその辺の事情をよく確認しましょう。勿論、相手との力関係も有りますから、その辺は上手くやって下さい。

それで、話は変わりますが、本題です。時間がない時の資金手当てとして、ファクタリングを考えてみられてはいかがでしょうか。ファクタリングって聞きなれない方もいらっしゃるかも知れませんが、要は『売掛債権の売却』です。先方の会社の売掛金の支払いが伸びたとしても、売掛債権自体はあるので、それを売却して資金手当てしようとするものです。

メリットとしては、短時間での売却が可能と言う点です。一般の金融機関なら、借入申込から、融資されるまで1週間程度かかることもあります。必要な書類も結構ありますし、それから審査もあります。

勿論、ファクタリングの会社も審査がありますが、売掛債権の買い取りと言う、非常にシンプルな形態です。ですから、短時間での審査が可能となる訳です。

貴方が心配な点は、金利が高いのではないかと言うことですね。これは、事前に見積りも出ますので、確認できますが、売掛債権先の会社の内容にもよります。優良企業の売掛債権ならその分、金利も安くなりますね。

それと実質金利って考え方があります。例えば、銀行とのお取引の場合は、多少なりとも、お付き合いの預金取引がありますよね。借入た際に、それら預金と借入との差額分が実質的に借入してる額ですね。

ここから、借りれ金利を計算したのが実質金利です。銀行借入とファクタリングの会社との金利差も心配なさるほどではないと思いますよ。

経営者たるもの、様々な状況に応じて、色々な資金手当ての手段を確保しておくことも必要ではないでしょうか。

最後にちょっと偉そうなことを言ってしまいましたが、是非、検討されることを期待しております。

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